会社を守るために欠かせない管理！？与信管理の重要性

売掛金の回収が困難になるリスクを適切に管理することを与信管理と呼び、取引先に対して販売額に限度額を設定したり、与信の調査および審査を定期的に行い取引の可否を判断します。この管理が適切に行われていない場合、相手先企業の経営状況が悪化してしまった際に、売掛金の回収ができなくなることもある、これにより焦げ付きや不良債権の原因に繋がります。取引先の業績が著しく悪くなっていない、倒産の予兆の有無など注意深く判断することが求められます。このとき、相手先企業の業績が良好であるなど判断ができたときには、それは健全経営を継続していることになるので、取引限度額を引き上げることもできるなど、相手先の会社における信用度を適切に判断しながら、適切な取引限度額を決めるなどが与信管理になります。

なお、適切に管理をすることが重要になって来ますが、これは連鎖倒産防止や資金繰り対策、そして貸し倒れ損失回避による利益確保、この3つが主な理由です。ちなみに、連鎖倒産は、多額の不良債権を抱えてしまったなどの理由で資金繰りが悪化することで取引先と共倒れになることを意味します。売掛金は将来入金する予定になっている自社の資金になるもの、売掛債権の管理を適切に行って資金繰り対策を行うことも与信管理の中で重要な目的になって来ます。不良債権化してしまったとい、帳簿上は貸し倒れ損失の形で計上され不良債権が発生すれば取引額は売り上げに反映されないだけでなく、お損失の発生に繋がります。