2023/05/24
企業がまとまった資金が必要な場合に気軽に利用できるサービスが売掛金現金化です。売掛金現金化は入金期日前に売掛債権を専門の会社に売却するサービスで多くの企業が利用しています。このサービスを利用するには審査を受ける必要がありますが、銀行など金融機関からの融資とは異なり基準は緩やかです。金融機関からの融資は債務超過や赤字決済、税金の滞納などがあると利用できません。
売掛金現金化は自社に問題があっても取引先が健全な経営を行っていれば利用できます。このサービスは売掛債権の売買契約なので金融機関からの融資のように負債が発生することはありません。担保や保証人を求められることもないので気軽に利用できます。2社間取引と3社間取引があり前者ならば即日、後者でも1週間ほどで現金化が可能です。
手数料は2社間取引が売掛債権額の6％から40％で、3社間取引は1％から5％が相場とされています。2社間取引は自社の経営状態を取引先に知られる心配がなく、素早く資金調達ができますが手数料は高額です。3社間取引は取引先に通知して承諾をもらう必要があるため時間がかかるものの、手数料が安いというメリットがあります。銀行など金融機関に相談した場合は、融資が実行されるまでに数週間から数か月かかるのが一般的です。
売掛金現金化は融資よりも簡単な手続きで遥かに早くまとまった現金を調達できます。早期に売掛債権を売却するので、キャッシュフローが改善され回収不能となるリスクを回避できるというメリットもあります。
